料理名:サイクロークイサーン
タイ語(読み):ไส้กรอกอีสาน(Sai Krok I-san)
日本語:イサーン風ソーセージ
英語:Northeastern Thai Sausage
サイクロークイサーンとは?
サイクロークは「ソーセージ」、イサーンはこの料理の発祥の地である「イサーン地方」を意味します。
サイクロークイサーンは、豚肉・にんにく・もち米などを詰め発酵させたイサーン地方のソーセージです。
バンコクでは丸いコロコロとしたソーセージを渦上に連ねた屋台をよく見かけます。
発酵させているので酸味と、にんにくなどのスパイスが絶妙なお酒のおつまみに最適な料理のひとつです。
日本のタイ料理店では冷凍のサイクロークイサーンが主流で、数個で1000円超えることも。
手作りなんてハードルが高いように感じますが、材料自体は意外と日本でも手に入りやすいものばかりなので、自作にも是非チャレンジしてほしい料理です。
サイクロークイサーンの材料
<サイクロークイサーンの材料>
豚ひき肉(หมูสับ│ムーサップ)1kg
炊いたタイ米(ข้าวไทย│カーオタイ)2カップ
パクチーの根(รากผักชี│ラークパクチー)3-4本
にんにく(กระเทียม│ガーティアム)3-4片
黒胡椒(พริกไทยดำ│プリックタイダム)大さじ1杯
白胡椒(พริกไทยขาว│プリックタイカオ)大さじ1杯
砂糖(น้ำตาลทราย│ナムターンサーイ) 大さじ1杯
塩(เกลือ│クルア) 大さじ1/2杯
ロッディーチキン(รสดีไก่│ロッディガイ) 大さじ2杯
└代用:鶏ガラスープ粉末
腸(ไส้หมูสำหรับยัดไส้│サイムーサムラップヤッサイ)100g
<サイクロークイサーンのに必要な器具>
干し網
ソーセージメーカー(ひき肉を腸に詰める器具)
タコ糸
サイクロークイサーンの作り方
①調味料を混ぜ合わせる。
パクチーの根・にんにく・黒胡椒・白胡椒・砂糖・塩・ロッディーチキンを混ぜ合わせます。
タイではクロックという石臼のような調理器具で潰し混ぜますが、日本ではなかなか入手できないので、上記をすべてミキサーで混ぜ合わせてもOKです。
他にもすり鉢などですりつぶし混ぜてもOKだと思います。
②調味料とタイ米・ひき肉を混ぜる。
ボウルに入れたタイ米・ひき肉と調味料を混ぜ合わせます。
③②で混ぜ合わせた材料を腸に詰める。
混ぜ合わせた材料をソーセージメーカーを使って腸に詰めていきます。
この時、パンパンに詰めすぎると腸が破れる原因にもなるので少し詰めすぎには注意してください、
④タコ糸で縛る。
③をタコ糸で適度な長さで縛っていきます。
タコ糸がない場合は適当な長さで捻ってもOKです。
⑤干網に入れて天日干しにする。
④を干網に入れ2-3日天日干しにします。
夏の気温の高い日であれば2-3日でOKです。日が経つにつれ酸味が増してくるのでお好みの酸味になるまで干してください。
⑥グリル。
⑤を魚焼きグリルでなどでグリルします。中まで完全に火が通ったら完成です。
魚焼きグリルがない場合はフライパンで揚げ焼きにしても美味しいです。
材料さえ揃えば日本でも作れてしまう料理です。
サイクロークイサーンはタイでは屋台で簡単に食べられますが、日本ではメニューにないお店もあり、食べる機会の少ない料理です。
腸やソーセージメーカーなど、事前に調理器具を揃える必要がありますが、一度揃えてしまえは安価で大量にサイクロークイサーンを作ることができます。
お酒のおつまみにぴったりですので、是非挑戦してみてくださいね。
PDFのダウンロードはこちら タイ料理レシピ│サイクロークイサーン