食材名:バイトゥーイ
タイ語(読み): ใบเตย (Bai Toei)
日本語:タコノキの葉
英語:Pandanus Leaf
バイトゥーイとは?
バイトゥーイは、アジア、アフリカ、環太平洋の熱帯地域で育つタコノキ科の植物です。タコノキ科は沖縄や小笠原諸島にも自生している植物で、木の根がタコの足が幹にまとわりつくような感じになることからタコノキと呼ばれています。
バイトゥーイ東洋のバニラと呼ばれ、独特な甘い香りがします。
東南アジア一帯でお菓子や料理、お茶にするなど広く使用されています。
英語ではパンダナスリーフ(Pandanus Leaf)です。
バイトゥーイを使うタイ料理
バイトゥーイは香り付け、色付けの目的で料理やお菓子などに使われています。
独特の甘い香りが料理では臭み消しに、お菓子では独特の甘い香りがココナッツととてもよく合います。
鶏のパンダナスリーフ包み揚げ(ガイホーバイトゥーイ│Kai Hoo Bai Toei│ไก่ห่อใบเตย )
ガイホーバイトゥーイは、鶏肉をバイトゥーイで包み風味豊かに揚げた料理です。
鶏肉をナンプラーやにんにく、胡椒などに漬け、バイトゥーイで包んで揚げます。
ガイホーバイトゥーイにはオイスターソースベースの甘めのタレが付いていることが多く、これがバイトゥーイで香り付けされた鶏肉に良く合います。
バイトゥーイは香りづけに使用されているので、食べるときに葉を外します。
食堂で出しているお店は少なく、少し高めのタイ料理レストランなどで見かけます。
カノム チャン バイトゥーイ味 (カノム チャン バイトゥーイ│Khanom Chan Bai Toei│ขนมชั้นใบเตย)
カノムチャンは、タピオカ粉や上新粉を使用した、モチモチとしたタイの伝統的なデザートの一つです。
日本のういろうに似た食感で、ココナッツとバイトゥーイの風味が広がる、優しい甘さのデザートです。
タイ語では「カノム」はデザートを意味し、「チャン」という言葉は層を意味します。
タイではでは「9」が演技の良い数字とされているため、カノムチャンも通常は9層の形で蒸します。
バイトゥーイは日本で購入できる?入手方法は?
日本でもエスニック料理はとても身近なものとなりましたが、バイトゥーイは一般のスーパーではなかなか入手することができません。
近所にアジア食材のスーパーがあれば一度探してみると良いと思いますが、ない場合はインターネットで購入するのが無難です。
Amazonや楽天などでも取扱っているショップがありますので検討してみると良いでしょう。