半年ぶりのバンコクで、なにか新しいお店はオープンしていないかなと調べていたところ「マハナコン スカイウォーク」が11月にオープンしたという事なのでさっそく行ってみました。
※今月からTHAI♥美人さんでキュレーターとして記事を書かせてもらうことになり、マハナコンについての記事を書かせてもらったのですが、お伝えしきれなかった部分を加筆してみました。
マハナコンとバンコクの正式名称
「マハナコン」とはタイ語で「都・偉大なる都・巨大都市」などの意味を持ちます。この「マハナコン」という単語はバンコクの正式名称の中にも含まれている単語です。
バンコクの正式名称
バンコクの正式名はバンコクではなく、実は、世界一長い都市名としても有名です。
タイ語表記
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
カタカナ表記
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
日本語訳
天人の都にして雄大な都城 帝釈天の不壊の宝玉 帝釈天の戦争なき平和な偉大にして最高の土地 九種の宝玉の如き 心楽しき都 数々の大王宮に富み 神が権化して住みたもう 帝釈天が建築神ヴィシュカルマをして造り終えられし都
タイの人も覚えるのが難しいため、この正式名称を有名アーティストが歌にしたほど。
[人名]アサニーワサン│Asanii Wasan│อัสนี วสันต์[曲名]クルンテープマハナコーン│Krung Thep Mahanakhon│กรุงเทพมหานคร
地元の人が歌にまでしている長い都市名。これを覚えるのは中々ハードルが高いように感じますね・・・。私も数年バンコクに住んでいましたが、結局覚えることができませんでした。
と言うのも覚えなくても生活に全く支障がないのです。タイの人はバンコクのことを「クルンテープ」もしくは「クルンテープマハーナコーン」と呼びます。バンコクという名称は主に外国人が使うもので、タイ人の間ではあまり利用しないのです。
「クルンテープ」をタイ文字で表すと「กรุงเทพ もしくは กรุงเทพฯ」となります。
この「ฯ」という文字は省略文字で、「ฯ」の後に省略された文字があるという意味なのです。
「マハナコンビル」として2年前にはオープンしていた
マハナコンのビル自体の建設が始まったのは 実は2011年の6月でビル自体は2年ほど前に完成。
開発段階から展望台の建設は決まっていたのですが、今年2018年11月にようやく展望台がオープンとなりました。
2018年4月にタイの免税店としてもおなじみのキングパワーが買収し、ビルの名称は「マハナコン」から「キングパワーマハナコン」に変更されました。
タイ国内最高層ビルとなった「マハナコン」の高さは314メートル。
2018年現在、タイ国内で一番高いビルで、リッツカールトンレジデンズやエディションホテルバンコクなどが入居しています。
キングパワーといえば、競合サッカークラブチーム「レスター」のオーナーとしても有名ですが、2018年10月末にレスターの試合観戦後にヘリコプターが墜落し亡くなるというショッキングなニュースが飛び込んできました。「マハナコンスカイウォーク」オープン目前での残念な事故でオープン延期などが懸念されていましたが、2018年11月にオープンとなりました。
各報道によると、タイの大手免税店キングパワーのオーナーで、英国プレミアムリーグのレスター・シティFCを所有するウィチャイ・シーワタナプラパーさん(61歳)が乗っていたと思われるヘリコプターが、墜落したと伝えられています。
タイランドハイパーリンクスより引用
いざ「マハナコン」へ
ワクワクした気持ちを抑えながらマハナコンへ近づいていきます。
BTSチョンノンシー駅から直結なのですが、シーロム通り沿いのホテルに宿泊していた私達は徒歩で向かうことに。
マハナコンの最大の特徴は今にも崩れ落ちそうなこのデザイン。
マハナコンの名に恥じない堂々とした大きさもさることながら、巨大なジェンガの様にも、テトリスのようにも感じるユニークなデザインに目を奪われます。
「スカイウォーク」はこの最上階にあるということで、見上げてみると・・・
小さすぎて見えづらいかもしれませんが、ビル最上階のガラス張り部分に人が歩いています。
中には寝転がっている人まで!
高所恐怖症まではいきませんが、高いところが少し苦手な私でも大丈夫だろうかと不安がよぎりながらも受付へ向かいます。
マハナコンビル前に到着すると大きな象の像が。
「マハナコン」の1階に「スカイウォーク」のエントランスがあります。
スタッフさんも英語で説明してくれるので、タイ語がわからなくても安心です。
オープン記念で2019年1月31日までは入場料は765バーツ。
※2019/04/18追記
2019/04/01~2019/06/30まで765バーツのキャンペーンが延長されているようです。
更に、公式サイトから予約すると5%の割引価格で購入できます。
チケットの他に、ルーフトップバーで使える無料ソフトドリンクチケットとアルコール100バーツ引きチケットを1枚ずつもらえます。
これは嬉しい。
チケットのデザインも色々あるようでとてもかわいいです。
エレベーターで展望エリアへ
74~78階に位置する「スカイウォーク」の展望エリアからはバンコクの街並みを360度見渡すことができます。
タイ最速のエレベーターは約50秒で74階に到着します。
このエレベーター、壁全面がモニターになっていて、バンコクの街並みが映像で映し出されます。
エレベーターが上昇するとともに街並みが遠ざかり、空一面の映像に変わっていくのは、ひとつのアトラクションといっても良いくらい素晴らしかったです!
まさかこんなに素晴らしい映像が流れるとは思っていなかたので、上りは何も撮影することができなかったのですが、下りはバッチリ動画撮影しました。
私以外にもたくさんお客さんが乗っていたので上部しか撮影できませんでしたが、実際は足元からすべてがモニターになっているのでとても迫力がありました。
74階は屋内展望エリアです。
大きな窓ガラスもピカピカに磨き上げられているので、屋内展望でも景色は抜群です。
74階にはタッチパネル対応の案内板があったり・・・
ここからポストカードを発送することもできます。
73階はまだ工事をしているようです。
それにしてもこんな高いところでくつろげるなんて・・・尊敬します。
タイナンバーワンの高さで風を感じる
74階からは階段かエレベーターでルーフトップエリアへ登ることができます。
階段を登り切るとそこには絶景が広がっていました!!
屋内展望でも景色はとても良かったですが、天井のない開放感は別格です。
310メートルエリアにあるガラス張りフロアは、夕暮れは一番人気の時間帯のようで、1グループ10分の時間制限が設けられていました。
ガラス張りのエリアにはカメラなどは持ち込めないので、スタッフさんにカメラを託すか、他の誰かに写真を撮ってもらう必要があります。
まずは、ガラスを傷つけないようにカバーを履きます。
みなさん思い思いのポーズで写真を撮ったり、ベンチに座ったり。
私は恐怖のあまり腰が引けてしまいました(笑)。
10分は短いと思うかもしれませんが、意外と2~3分で写真を取り終えて出ていってしまいます。
私も足元にガラスしかない恐怖に耐えられず、数枚写真を撮ったあとは早々にガラス張りエリアを後にしました。
スリリングな体験の後はルーフトップバーでひとやすみ
ガラス張りエリアと同じフロアには、バンコク最高層のルーフトップバーがあります。
ルーフトップバーといっても、テーブルや椅子が用意されているわけではなく、バーカウンターのみが設置されています。
チケット購入時にもらったフリードリンクチケットはここで使えます。
私はパッションフルーツジュースを。友人はマナオ(ライム)ジュースをそれぞれオーダーしました。
サンプルが瓶だったので、蓋を外してくれるのかな?と思いましたが、きちんとコップに移し替えてくれました。
なんとストローは紙製!環境に配慮されているのも素敵です。
バンコクで一番高い超高層ビルの最上階からの景色は何にも遮られることがなく、とてつもない開放感。
ドリンクを飲みながら、バンコクの景色を360度堪能する事ができました!
BTSチョンノンシー駅から直結でアクセスも抜群。
インスタスポットとしてもかなりおすすめです♪
バンコク旅行が決まった方は是非訪れてみてくださいね。
アクセス
キングパワーマハナコン(King Power MahaNakhon)
【住所】
英語:114 Naradhiwat Rajanagarindra Rd, Khwaeng Silom, Khet Bang Rak, Bangkok 10500
タイ語:114 ถนน นราธิวาสราชนครินทร์ แขวง สีลม เขต บางรัก กรุงเทพมหานคร 10500
※BTSチョンノンシー駅より直結
【営業時間】10:00-24:00(入場受付は23:00まで)
【入場料】通常 大人 965バーツ/子供 450バーツ