【必読】タイ旅行でスマホを使うには?

いよいよタイ旅行! タイ旅行中も、おすすめレストランの検索や、地図アプリで目的地までのナビ、LINEやSNSなど”インターネットに接続された”スマホを必要とする場面はたくさんあります。

しかし海外では、日本のドコモやソフトバンクなどの電波は飛んでいないので、何もしない状態だと「圏外」の状態になってしまいます。「圏外」になるのであれば良いのですが、たちが悪いのは「データローミング」という、契約している携帯電話会社の電波の届かない場所に行ったとき、現地の携帯電話会社の電波を利用できるサービスにいつの間にか切り替わってしまうケースがあります。

データローミングは「パケ放題」「通話料無料」などが適用されず、通信量も高額なことが多いので、知らないうちに海外で使用して、帰国後に多額の料金を支払う羽目になる可能性もあるので注意が必要です。しかも自分でスマホを使っているつもりがなくても、アプリの自動更新などバックグラウンドでデータローミングされてしまう事もあるので驚くほど高額になるトラブルも発生しているようです。

もちろん契約内容やスマホの設定状況によるので、詳しくは自身の契約しているキャリアに確認する事が必要です。

なんだかよくわからないけど、海外で携帯を使うのは怖いなと感じる方もいるかも知れません。

そんな方におすすめの方法をご紹介します。

タイ旅行で手持ちのスマホを使う方法

タイに限らず海外旅行では下記の4つの方法が主流だと思います。

① タイ国内で使用できるSIMカードを購入する

②海外で使用できるWi-Fi端末をレンタルする

③街中の無料Wi-Fiを活用する

④ キャリアのデータローミングサービスを利用する

ご自身の目的や使用量にあわせて手段を選ぶことをおすすめしますが、今回は一番お得な「 タイ国内で使用できるSIMカードを購入する方法を中心にご紹介したいと思います。

①タイ国内で使用できるSIMカードの入手方法

そもそもSIMカードって?

SIMカードとは、スマホに必ず装着されているICカードのことです。
携帯ショップで新規契約や、機種変更などをしたとき、店員さんが小さなカードを携帯電話に挿し込んでいるところを見たことはないでしょうか。
このカードこそが「SIMカード」と呼ばれる、今日の記事でキモになるカードです。

SIMカードには個別のID番号が記録されていて、大手携帯会社の契約者の場合は、識別番号や電話番号などの情報がカードの中に記録されています。
そのため、新しい携帯電話を購入した場合はSIMカードを新しい携帯に挿し替えるだけで、設定が完了するのです。

ただ、携帯会社で契約したスマートフォンには「SIMロック」がかけられているケースがあります。
「SIMロック」とは他の携帯電話会社のSIMカードを使えないように端末自体にロックをかけることを指します。

2015年5月にSIMロックの解除が義務付けられたので、まずは自分のスマートフォンがSIMロックがかかっているのかを携帯電話会社へ確認し、ロックがかかっている場合は解除手続きをする事をおすすめします。

「SIMロック」の解除が完了すると、携帯会社の縛りなくSIMカードを使用する事ができるようになります。

日本国内で入手する

日本国内では、Amazon などのショッピングサイトで購入する事が可能です。

国内で入手するメリットは、

  • タイへ向かっている飛行機の中でSIMカードの入れ替え作業ができるため、タイに到着直後から、タイ国内の回線を使用する事ができる。
  • 日本の通販サイトなので、購入するときに安心。

という点が挙げられると思います。
また、 タイに到着するのが早朝・深夜便だと、タイの空港内ショップが閉まっていて空港内でSIMカードが購入できない という場合もあるので、そういった心配も回避できて安心です。

通販サイトでタイ国内用SIMカードを検索すると「AIS 」「TRUE」「DTAC」などから出されているSIMカードがヒットします。

「AIS 」「TRUE」「DTAC」 は日本でいう「docomo」「Softbank」「au」みたいなものなので、この3社であれば安心して購入していただいてOKだと思います。

また、SIMカードは販売業者によって価格にバラつきがありますが、

  • タイの滞在日数以上の有効期限があること
  • 通話したい場合は無料通話があること
  • データ通信を多めにしたい場合は無制限などのオプションがあること

など、ご自身の条件にあったカードを購入することをおすすめします。

タイに到着してから購入する

タイ到着直後からスマートフォンが使えなくても問題ないという人は、タイへ到着してから購入するのも選択肢として問題ないと思います。

手続きを終え荷物を受け取ると、至るところに携帯電話会社のブースが立ち並んでいます。

少し興味がありそうにブースに近づくと、よほど混んでいない限り店員さんが話しかけてきてくれます。 (英語で話しかけてきてくれますよ)
ちなみにタイ語でもSIMカードです。「 シムカー(ド)」とdの発音は消えてしまいますが。
私が利用したときは”滞在期間”と “通信量(何ギガ)はどれくらい必要か”という事を質問され、希望に沿ったSIMの金額を提示されました。
金額も問題なく購入の意志を示すと、SIMを入れ替える携帯を貸してくれと言われます。盗られるのではないかとびっくりしてしまう人もいるかもしれませんがご安心ください。目の前で日本のSIMとタイのSIMの入れ替え作業を行ってれます。

  • 空港を出る前にSIMカードの入れ替えが完了する
  • 店員さんがSIMカードの入れ替え作業をしてくれるので、自分で作業しなくても済む

というのが大きなメリットになると思います。

ただ、時間帯によってはブースがかなり混んでいる事もあり、SIMカード購入まで時間がかかってしまうという事もあります。

また、タイに到着してからすぐに空港で購入しなくても良いという場合は、街中の至るところでSIMカードを販売していますので、街中で購入するというのも選択肢の一つです。
ただし、SIMの入れ替えは自分で行う必要があるので、自身がない人は空港で入れ替えてもらう方がベターです。

②海外で使用できるWi-Fi端末をレンタルする

SIMカードの入れ替え方がわからない、難しそう・・・。
という場合には海外用のWifi端末をレンタルする方法があります。

Wifi端末は日本国内の空港で受け取ることができるのでとても便利です。
出発当日にカウンターで申し込みもできますが、在庫状況によって申し込みできないこともあるため、前もってWEB申し込みをしておくのがベターです。

使い方は簡単で、タイに到着したらWifi端末の電源を入れ、スマートフォンをWifi端末へ接続するだけです。

ここで注意したいのは、先程お話した「データローミング」の設定をきちんと行うこと。
もしもWifi端末の電池が切れていて「データローミング」がオンのままになっていると、余計な通信量が発生してしまいます。

海外で使用できるWifiレンタル業者はたくさんありますが、空港で受け渡し可能なイモトのWifi などがおすすめです。

③街中の無料Wi-Fiを活用する

SIMカードやレンタルWifi端末を用意するほどスマートフォンを使わないという場合は、宿泊先のホテルやカフェなどのフリーWifiを使用することも可能です。

多くのホテルでフリーWifiを用意していますし、大きなショッピングモールでも申請すれば使用できるWifiを用意していることもあります。

TERMINAL21のフリーWifi。
受付に申請すればユーザーネームとパスワードを発行してもらえる。

④キャリアのデータローミングサービスを利用する

SIMカードを入れ替えたり、Wifiレンタルを申し込んだりするのは面倒。
お金はある程度支払ってもいいや。という場合は携帯会社が用意しているデータローミングサービスを利用するのも一つの手段です。

ただ、スマートフォンには自動アップデートなど、自分が使っていると思っていないタイミングでデータ通信が発生している場合もあり「データローミング」では何十万円と高額な請求になった事例もあるようなので注意が必要です。

データローミングというのは便利であると同時に厄介な存在でもあります。
うっかりしているとタイに着いた瞬間からデータローミングに切り替わってしまい、払う必要のない通信料金を支払わなければならない状況に陥ります。

スマートフォン側の設定で、データローミングをオフにする作業をしておく事が大切ですが、一番手っ取り早いのは「SIMカード」をスマートフォンから抜いてしまうこと。
物理的に接続できないようにしてしまえば不要な通信料を請求される心配はありません。

SIMカードが入っていなくてもWifiは使用可能です。

旅行の期間やスマートフォンの使用頻度など様々な角度から検討して、ご自身にあった方法を検討してくださいませ。

~このページのタイ語~
※日本語[カタカナタイ語│タイ文字] の順で記載しています。

 


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